ABOUT US私たちについて

クライメート・リアリティ・
プロジェクトとは

クライメート・リアリティ・プロジェクト(The Climate Reality Project/略:CRP)は気候変動対策に取り組む世界的なイニシアティブです。2006年に始動してから、気候変動とその解決策に対する人々の意識を高め、正しい情報を伝えています。
特に、気候変動に関するトレーニングを通じて「クライメート・リアリティ・リーダー」(ボランティア)を養成し、他にも様々な立場の人々と協力しながら、気候アクションを進めています。
世界中のリーダーのコミュニティは、192か国に住む合計5万人以上にのぼります。

世界192か国・地域

53,135

日本

994

CRPジャパンとは

CRPジャパンは、2021年秋に日本支部として設立されました。
グローバルなネットワークの強みを活かしながらも、日本の社会構造や文化背景に最適な気候変動対策を目指しています。
必要なスキル・キャンペーンの場や資料を提供し人々をエンパワーすることで、気候変動への関心の強化と気候変動対策の促進に積極的に取り組んでいます。

日本には、企業や行政、NGO等、セクターを超えて多様なバックグラウンドを持つ994人のリーダーがいます。
健全で安心、そして誰もが活き活きと暮らせる社会・環境を実現するために、リーダー達は気候変動に対する関心や正しい知識を広め、日本各地でアクションを起こしています。

OUR MISSION

気候変動は、「将来のいつか、どこかで起きる問題」ではありません。
すでに世界中のコミュニティに影響を及ぼし、日本でも近年では気候変動により引き起こされる異常気象の増加や大雨とそれに伴う洪水・土砂崩れ等の災害が非常に多発しています。夏の熱中症増加、感染症リスクの上昇、食料や水資源の危機、生物多様性の喪失等、気候変動の引き起こす問題は多く、どれも私たちや未来の世代の生命・健康・生活を脅かすものばかりです。

一方で、その対策も世界中で加速しています。
2015年のパリ協定成立以降、企業や自治体、NGOなどの国家政府以外の多様な主体が気候変動対策の中で大きな役割を果たすようになってきています。そして、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の「1.5°C特別報告書」公表以来、2050年までに脱炭素社会の実現をめざすことが世界共通の目標となった、と言えるでしょう。
しかし、健全で安全な暮らしを続けていくためには、現行の対策はまだ不十分で、間に合いません。地球規模の問題に立ち向かうために、多様な主体が協力して、実効力のある取組を進めて行く事は急務です。

グローバル キャンペーン

2050年にネット・ゼロを達成するために、化石燃料の時代を終わらせることが不可欠です。2030年までに排出量を50%削減し、化石燃料インフラへの投融資および展開をやめ、クリーンエネルギーへの公正な移行に資金提供すること、そして、地球温暖化を1.5度に抑えることが必要です。私たちクライメート・リアリティ・プロジェクトはこの1.5度目標達成を目指しています。
そのためにクライメート・リアリティ・プロジェクトは、気候アクションに取り組むクライメート・リアリティ・リーダーのネットワークを拡大し、リーダーの力を活用し、以下3つのキャンペーン分野の前進を推し進めていきます。

排出削減

排出削減

キャンペーン1 : 排出削減

目標
2030年までに世界の排出量を2010年比で45%削減する。
化石燃料の新規プロジェクトを停止し、既存のインフラを閉鎖する。
公正な移行への資金供給

公正な移行への
資金供給

キャンペーン2 : 公正な移行への資金供給

目標
クリーンエネルギーへの公正な移行への公的資金を拡大し、民間による資金調達を奨励する。
グローバル・サウスの国々にとって公正で利用しやすいクレジット。
国際協力の強化

国際協力の強化

キャンペーン3 : 国際協力の強化

目標
各国政府に公約に対する責任を果たさせるための政治的意思を構築する。
気候危機に対応する国際的野心を強化および加速させる努力を強める。

気候正義

クライメート・リアリティ・プロジェクトは、気候危機の解決に向けて、より公正で公平な世界(そして活動そのもの)の実現を目指しています。この不公平・不公正の是正を目指す気候正義(クライメート・ジャスティス)という考え方は、私達の最重要ミッションでもあります。

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DEIJ

DEIJとはダイバーシティ(多様性)、エクイティ(公平性)、インクルージョン(包括・包含性)、ジャスティス(公正性)の略です。DEIJは、様々な立場のメンバーが構成するコミュニティとして気候アクションに取り組む上で、私たちが大切にする価値観です。

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CRPのグローバルネットワーク