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スタッフ紹介|OUR TEAM
渡辺 由希|Yuki Watanabe
エンゲージメント・コーディネーター|Engagement Coordinator
北海道在住のパート事務。
心理学を専攻していた2019年、研究テーマの性暴力に関する社会的ムーブメントに参加して「自分のような普通の人が動けば社会は変わる」ことを目の当たりにした。その後、気候危機に気づき「一見関係なさそうな私だから行動するべきだ」と思い、2020年からFridaysForFutureのストライキなどを始めた。
現在はパートの傍ら、性暴力被害者らの団体でアドボカシー活動を続け、CRPジャパンでは、気候正義や公正な社会の実現というミッションのために、多様な人々が協働して気候アクションを起こすことに意義を感じ、そのサポートをしている。
ふつうのあなた「だから」社会を変えられるのです!
グエン・キエウ・アン|Nguyen Kieu An
インターン|Intern
ベトナムに生まれ、現在は岡山大学の4年生。
2023年からクライメート・リアリティ・リーダーになり、CRPジャパンのインターンとして、グローバルサウス、および社会的に弱い立場に置かれた人々に焦点を当てた気候正義実現のために活動している。政策交渉と市民社会の声を大きくしていくことのインパクトに関心を持っており、COP28に向けて、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)のユース委員会「YOUNGO」に提出される日本のユースステートメントに、気候変動移住に関する政策を提案した。
気候正義は社会正義です。環境への責任と公正で持続可能な社会のために一緒に立ち上がりましょう!
グエン・ヴィエト・クオン|NGUYEN VIET CUONG
インターン|Intern
ベトナム出身で、現在静岡大学の2年生。
気候変動の影響を強く受けており、特に洪水や台風のリスクが増加しているベトナムの中部は自分の故郷であり、毎年家族の親戚が自然災害の直撃を受けていることを目に当たりにし、気候変動に関する認識は高校時代から身につけた。
2024年9月からCRPジャパンのインターンとして仕事を始めた。気候変動の影響について、全員対象で認識を向上させ、アクションを促進させるための活動、宣言、イベントなど力を入れたりするし、サポートさせていただきたいと思っている。
気候が変わっているから、われわれも変わらなければならない!
日本のクライメート・リアリティ・リーダー|CLIMATE REALITY LEADERS
クライメート・リアリティ・プロジェクトは、気候変動に関するトレーニングを通じて「クライメート・リアリティ・リーダー」(ボランティア)を養成し、力を結集させるための活動をしています。世界中のリーダーのコミュニティは、191か国に住む合計4万人以上に上ります。CRPジャパンのコミュニティには、2024年3月現在、877人のリーダーがいます。
日本各地の企業や行政、市⺠グループや学校など、多様なコミュニティで気候アクションを行っています。このページでは、日本のリーダーのごく一部をご紹介します。是非一緒に活動しましょう!
曽我 美穂|Miho Soga
居住/活動地域:富山県
子どもの頃から環境問題に関心を持ち続け、英語学校の広報を勤めるかたわらライター活動をスタートし、2008年にフリーランスのエコライター・エディター・翻訳者として独立しました。環境・社会問題やサステナブルな暮らしに関する雑誌やウェブサイトでの取材、執筆、編集、翻訳などを行っています。 私生活では2009年生まれの娘と2012年生まれの息子の二児の母です。現在、富山県に住んでおり、海や山に行き自然を満喫するのが至福の時間になっています。 CRPリーダーとしては気候教育のグループに属しており、気候変動や対策のことをより多くの方に伝えていきたいと思っています。他のリーダーと交流するのがとても楽しく、大きな刺激になっています。
https://sogamiho.mystrikingly.com/
太田 知明|Tomoaki Ota
居住/活動地域:千葉県/神奈川県
整形外科として病院勤務医、在宅医をしながら、一般社団法人「みどりのドクターズ」の理事として、医療から気候危機を解決する活動(プラネタリーヘルスの啓蒙、医療セクターの温室効果ガスの削減、政策提言、国際機関との連携)をしています。2012年から2年間バックパックを担いで世界1周の旅と途上国の病院でボランティアをして、気候変動による被害をより多く受けながらも声をあげることができない途上国の人たちや動植物の代弁者となり、気候変動問題を解決したいと思い、CRPリーダーになり生物多様性への影響グループで活動しています!
鈴木 康平|Kohei Suzuki
居住/活動地域:栃木県/東京都
学校法人自由学園環境文化創造センターで、全校の環境に関わる教育・研究・社会活動の推進を行っています。2022年度より、生徒・学生と那須にある学校の農場に月1回程度通って、RO農法の実践・研究を行っています。気候変動の問題を、環境の再生を通して解決していく道を探っていきたいと思っています。
『気候変動の時代を生きる』(山川出版社/分担執筆)、『気候変動から世界をまもる30の方法』(合同出版/分担執筆)。
河村 渉|Wataru Kawamura
居住/活動地域:東京都
日本企業のGHG排出量算定とその検証に関する業務を行っています(スコープ 1,2,3)。前職はCDP(国際環境NGO)で、気候変動やそのほかの環境課題に関する情報開示を支援していました。 CRPでは、企業の気候変動の取り組み支援や社会の脱炭素、エネルギーの有効利用を支援する取組に参加しています。
気候変動は地球規模の問題で、個人の与える影響はとても小さなものですが、みな少しずつ自然を傷つけてもいると言えます。一人ひとりが今の環境を大切に、トータルでは自然を回復させ、後世に引き継いでいけるようにと思って活動しています。
本多 牧生|Makio Honda
居住・活動地 / 神奈川県
私は、海洋研究開発機構(Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology: JAMSTEC)に所属する海洋化学者(Chemical Oceanographer)です。小さい頃、フランスの海洋学者のジャック・イブ・クストー博士(Dr. Jacques Yves Cousteau)にあこがれ、海洋学者になりました。現在は、毎年1-2ヶ月、海洋観測船に乗船して、海水、海中粒子、プランクトンなどを採取、分析し、大気中の二酸化炭素を、海がどのように吸収するのか?を研究しています。最近、海では温暖化(warming)、酸性化(acidification)、そして貧酸素化(deoxigenation)が進行中であり、水産資源への影響とともに将来海の持つ二酸化炭素能力が低下してしまうのではないか?と憂慮しています。CRPジャパンでは「気候教育グループ」に所属し、海が持つ地球環境制御能力について、そしてその海の環境が変化しつつあることを紹介するとともに、皆さんといっしょに、より多くの人に、海洋環境問題、地球環境問題を考え、行動してもらえるキッカケ作りの活動をしていきたいと思います。
(研究紹介URL)
▼日本語
https://www.jamstec.go.jp/rigc/ress/hondam/index.html
▼英語
https://www.jamstec.go.jp/rigc/ress/hondam/e/index.html
澤田 智子|Tomoko Sawada
居住・活動地 / 東京都, 茨城県
地球環境の勉強をはじめたのは、BBC制作のドキュメンタリー「アース」を見たことがきっかけです。
またこれまで、様々な活動団体の勉強会やサステナビリティプラクティショナー認定を受講し、2021年にClimate Reality Projectの講習を経てCRP Leaderとして認定をいただきました。
CRP Leaderとしての主な活動は、個人としては大学など出張授業やワークショップの実施、社内向けの勉強会の実施や外部から講師を招いた勉強会やイベントを企画したりしています。ビジネススクールの学生などには企業目線での気候変動対策や経済活動を考えるきっかけづくりを意識して、相手にあわせたアジェンダを組み合わせたりしています。
CRPアクショングループでもチームメンバーと共に、勉強会やアクティブティの企画に携わっています。
チャレンジし続けることができたのは、CRPのように、一緒に助け合えるコミュニティがあったからこそだと心から感じます。
この仲間の輪を少しずつ広げていき、他の輪とも交わり大きくなっていくことで、必ず希望があると信じています。
私は科学者でもないし、技術の専門家ではありません。ですが、誰にでも役割があり、できることは沢山あります。
そんな仲間の輪が広がっていくといいなと思っています。日中は、ドイツ系のIT企業に勤務しています。
幼少期から動物が好きで、動物の殺処分を減らすための啓蒙活動に取り組んだりもしていました。
今のひそかな楽しみの一つは、引退馬の一口馬主支援です。キャリアチェンジして頑張っているお馬さんたちに会いに行くと私もがんばろうという気持ちにさせてくれます。子供のころからのパーパスでもあり憧憬でもある、「自然と動物と人間の幸せな共存」。
できることを少しでも沢山見つけて、取り組んでいきたいと思います。
キャスリン・ライリー|Kathleen Reiley
居住・活動地 / 神奈川県
キャスリーンはカトリックのシスターで、1968年から日本に住んでいます。2019年の東京トレーニングに参加後、もう一人の日本人チームメンバーと共に、主に勤務先の教会関連のコミュニティでクライメート・リアリティの勉強会・ワークショップを開催しています。「私たちの共通の住まいであるこの美しい惑星、地球への愛を広めたい」と、努力しています。
宮澤 大喜|Daiki Miyazawa
居住・活動地 / 千葉県, 東京都
アセットマネジメント会社であるJapanCor株式会社にてESGマネージャーとして同社や関連会社におけるESG対応に従事している。
CSRデザイン環境投資顧問株式会社においてJ-REIT・不動産会社・インフラファンド向けにESG対応・ESG情報開示の推進に関するコンサルティングに従事した後、現職。
2019年クライメートリアリティ東京トレーニングに参加した後、現在は、エネルギー転換グループで再生可能エネルギーの普及および促進に取り組んでいる。
コザック クリス|Chris Kozak
居住・活動地 / 東京都
クリス・コザックは、日本で25年以上にわたって環境教育に取り組んできました。カナダ・アルバータ大学で音楽学士号取得後、SDGsを取り入れたアクティブラーニング型教育法の研究を続けています。2016年ヒューストンのクライメート・リーダー・トレーニングに参加後、2019年東京トレーニングではスピーカーとして登壇。インターナショナルスクールやフォーチュン500企業の経営者向けにプレゼンテーションを行い、その他多くのクライメート・リアリティ・リーダーをメンターとしてサポートしています。休日には、アムネスティ・インターナショナルでボランティアをしたり、音楽フェスティバルに参加したり、ウクライナ料理を作ったりしています。
稲垣 雅子|Masako Inagaki
居住・活動地 / 兵庫県
製造業の企業で、物流部門に所属する会社員です。 2020年CRPオンライントレーニングを受けてリーダーになり、2021年オンライントレーニングでメンターを務めました。
神戸市在住で、神戸市の温暖化対策へのアドボカシー活動を行っていきたいため地域グループに所属しています。また、会社員として産業グループに所属し、企業への働きかけを行っていきたいです。
個人としては、海洋プラスチックの問題に特に取り組んでいきたいと思います。社会の枠組みを転換させるために、自分ができることをCRPハブを活用しながら実現していきたいです。
宇山 生朗|Ikuro Uyama
居住・活動地 / 北海道, 東京都
1990年東京都生まれ。北海道在住。大学院(環境科学)修了後、総合建設業の環境・原子力部門を経て、2016年から公益財団法人北海道環境財団に入職し、気候変動対策に関する道内の自治体・事業者支援に従事。2019年6月から2022年3月まで北海道環境局・ゼロカーボン推進局派遣となり、気候変動対策に関する新規事業の企画立案及び運用を担当。その傍ら、北海道庁政策局委嘱のもと「行動科学(ナッジ等)」をテーマとした全庁的な政策開発プロジェクトを立ち上げ、その運用を担う。これらを経て北海道庁職員表彰受賞。
また、2021年より「EBPM・行動科学(ナッジ等)・デザイン思考」の政策適用に向けた自治体支援を図るNPO法人PolicyGarageに参画し活動していることに加え、当該分野に関する大学共同研究や各種普及活動に従事。総務省地域力創造アドバイザー、北海道経済連合会ゼロカーボン推進コーディネーター。
林 彰一/絵理|Shoichi/Eri Hayashi
居住・活動地 / 千葉県, 東京都
夫婦でリーダーになっています。
絵理は、東京都港区で外国人向けの家具レンタル事業を行っています。千葉県木更津市の倉庫には太陽光発電設備を取付け、電力の自家消費をしています。電気自動車の充電にも使い、太陽光100%の電力で走行しています。
彰一は、千葉県袖ヶ浦市と木更津市の太陽光発電所を管理するとともに、第三種電気主任技術者として他社への支援も行っています。袖ヶ浦市に業務の拠点をつくり、ここでも再生鉛蓄電池と太陽光発電で電気自動車への給電や非常時電源システムを実証中です。
そのほかには、前述の袖ヶ浦市の拠点近くに4畝(約400㎡)ほどの小さな田んぼを借りて、手植え、米糠ぼかし施肥、無農薬、天日干しで行う稲作や、1アールほどの菜園でのオーガニックな畑作を通じて、夫婦でリジェネラティブ農業を目指しています。
サウター・アンドリュー|Andrew Sowter
居住・活動地 / 奈良県
アンディ・サウターはオーストラリア人で、家族と一緒に奈良県に住んでいます。環境科学と鉱業の生産技術者としての経歴を持ち、2009年からは大学の英語講師として教壇に立っています。もともと環境問題には関心がありましたが、教育者になってからは、気候変動問題の解決に自分の役割を果たす方法を見つけました。
2013年、アンディーは日本から初めてクライメート・リアリティー・リーダー・トレーニングに参加した一人です。それ以来、気候変動に関するプレゼンテーションを何度も行い、学生たちが気候変動について学ぶ機会を提供するための教材を作成してきました。学生たちがこの問題について調べ、批判的に考え、他の生徒たちと議論しながら、気候変動について自分なりの考えを持つようになることが目標です。
CRPが日本でトレーニングを行い、とても嬉しく思っています。CRPジャパンを通じて、他のクライメート・リアリティー・リーダーと交流できることを楽しみにしています。
比嘉 麻里萌|Marimo Higa
居住/活動地域:沖縄県
沖縄の南部にある南城市にて、男女共同参画社会を作る懇話会のメンバーとして、市政におけるジェンダーの格差に向き合いながら地域の活動をしている。
CRPが発行したパンフレット『誰ひとり取り残さない 世界と日本の気候正義について知ろう』では、自身が感じた社会への違和感から”女性”にフォーカスしたリサーチを行った。
未来を作り、今を繋いでいくための次世代教育に関心があり、沖縄の繁華街にて社会に開かれた夜間保育園の運営をしている。
優しい社会を作っていきましょう!
ジェニファ・ユミ|Jnifar Yumi
インターン|Intern
2020年から岡山大学に留学。専攻はソーシャル・イノベーションとアントレプレナーシップ。気候変動に対して最も脆弱な国のひとつとされるバングラデシュで生まれ、気候変動の影響を目の当たりにしてきた。
CRPジャパンが岡山大学で気候教育ワークショップを行ったことからインターンを始めた。SNSコンテンツの制作、広島市民サミットのサポート、大学でのワークショップ開催など、気候不公正に対する啓発活動もしている。
クライメート・リアリティ・リーダーとして、気候変動との闘いを続けるために、サステナビリティの修士号取得を目指している。
地球の未来は私たちの手の中にあり、私たちだけが地球と私たち自身を救うことができる。
気候変動がすべての生命に関わる問題であり、現在の社会システムの中で私たちひとりひとりが問題の被害者と加害者の両方になっている状況から目を背ける事はできません。この大きな問題の解決にはあらゆる人の協力が必要であり、だからこそ私はクライメート・リアリティ・プロジェクトのような多様な人々のコミュニティに希望を見出しています。気候危機への取組は、他の様々な社会課題の解決にもつながると信じています。