PUBLICATION出版

「気候変動を学ぼう 変化の担い手となるために」

執筆者

平田仁子(Climate Integrate)、豊田陽介(気候ネットワーク)、ギャッチ・エバン(気候ネットワーク)、三谷優衣子(クライメート・リアリティ・プロジェクト・ジャパン)

合同出版

気候変動を学ぼう 変化の担い手となるために

クライメート・リアリティ・プロジェクト・ジャパン初の書籍をつくりました!
気候変動は難しい問題に思えるかもしれませんが、気候変動の被害を最小限に抑えるために私たち一人ひとりができることはたくさんあります。

本書は、気候変動問題が気になり始めた方、対策に取り組みたいと思っている方などが、気候変動について学び、行動につなげていくことを応援する本です。世界や日本の現状、気候変動対策や政策・仕組みを解説し、社会や経済の仕組みを転換していくことに意識が向けられるよう構成されています。そして、一人ひとりが実際にできることや、すでに動き出している人や取り組みを紹介しています。全体にわかりやすくコンパクトにまとめていますので、学校現場や、自治体や企業、グループや個人の学びの機会などのさまざまな場面で利用していただけることでしょう。

本書をお読みいただければ、気候変動がとても深刻で緊急であることをあらためて知り、私たちが行動しなければ問題は解決しないことに気づくことができるはずです。その気づきを通じて、それぞれのいる場所から、さまざまな行動が広がっていくなら、これほど嬉しいことはありません。
一緒に、行動しましょう。気候危機を防ぐために。

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もくじ

  • 第1章 気候変動と私たちの社会の関わり

    1. 気候変動の影響を受ける私たちの社会

    2. 地球規模の問題だが、地域やコミュニティ、個人間で異なる影響

    3. 私たちの文化、歴史、アイデンティティが脅かされる

    4. 気候変動対策には、脆弱性に配慮したアプローチが必要

    5. 新しい社会と経済を私たちの手で作り直す

    6. コラム

      気候変動とSDGs

  • 第2章 深刻化する気候変動に対する私たちの責任

    1. 深刻化する気候変動

    2. コラム

      温室効果ガスの種類

    3. 「気温上昇を1.5℃にとどめる」ために

    4. コラム

      ノーベル平和賞を受賞した「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)

    5. コラム

      パリ協定とは

  • 第3章 気候変動を防ぎ、影響を緩和するためにできること

    1. 気候変動対策とは

    2. 排出削減を進める方法――緩和策の考え方

    3. 緩和対策をすすめるための政策・制度

    4. 適応策の考え方

    5. 気候変動対策のメリット

    6. これからの気候変動対策と政策転換

    7. コラム

      再生可能エネルギーはコストが高くて不安定?

    8. コラム

      日本は省エネ先進国!? だから、これ以上の省エネはできない?

  • 第4章 日本の温室効果ガスの排出の特徴と削減の可能性

    1. 日本の温室効果ガスの排出量

    2. 排出構造から考える削減可能性

    3. コラム

      原子力発電について

    4. コラム

      福島第一原子力発電所の事故の教訓

    5. 生産から廃棄までのライフサイクル

  • 第5章 日本の気候変動政策の現状と課題

    1. 日本の削減目標――2030年46%削減、さらに50%削減を目指す

    2. 日本が目指す脱炭素社会の方向性

    3. 第6次エネルギー基本計画の概要と問題点

    4. 目標を達成するために必要な政策・施策

  • 第6章 気候変動に取り組む非国家主体の動き

    1. 自治体による脱炭素地域づくり

    2. 企業と気候変動問題

    3. 脱炭素に向かうお金の流れ──ESG投資、ダイベストメント

    4. 企業に脱炭素を求める株主提案の広がり

    5. カーボンニュートラルを目指す大学

    6. 若者による気候変動ムーブメント

    7. NGO、若者、市民が変える社会

    8. コラム

      白馬高校の事例

  • 第7章 持続可能な社会の姿と自分たちにできること

    1. 社会変革の必要性

    2. 市民としてできること

    3. コラム

      気候市民会議の紹介

    4. 職業・キャリアを通じてできること

    5. コラム

      公正な移行――ニュージーランドのタラナキ地方

    6. 個人ができる日常の選択

  • 第8章 脱炭素社会に向けて動き出した人々

    1. 若者が動き出す
      ●グレタ・トゥーンベリさんとFridays For Future
      ●酒井功雄さん
      ●今井絵里菜さん
      ●小野りりあんさん
      ●能條桃子さん

    2. さまざまな職業の人が行動へ
      ●竹本了悟さん
      ●大池拓磨さん
      ●髙橋千広さん
      ●佐々木隆史さん
      ●近藤 恵さん

    3. 情報と行動の機会を提供するNGO

    4. 新しい社会を作っていく行動

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